平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
9月初旬より我々、遊漁船業者を始め職漁者の方達と明石市漁業組合連合会の協力の元、禁漁期及び禁漁区域を定め、子持ちタコの放流や適正な漁場管理に努めて参りました。
今年になって正式に発足いたしました 【明石市漁業組合連合会遊漁船業代表者部会】は同市漁場管理委員会の専門部会として設置に至ります。
同部会の目的は会員相互の連携により、遊漁船業の適正化に関する法律に基づく事業の健全な発展、並びに法規を遵守し、資源保護へ取り組み、漁業者との調和と持続的に水産資源の利用を目指すものであります。
今日までの短い期間に幾度となく討論会、意見交換会等の会議を重ね、目的に向かって一丸となって熱心に取り組んで参りました。
その中、今回の11/1より遊漁船のタコ釣り開始にあたっても様々なルール作りを推進してきました。
本部会の事業~会則、総会の権能や諸規定の制定内容等、その多くの内容に付きましては割愛させて頂きますが、要するに健全なる遊漁船業を営む上で限りある水産資源と真摯に向き合い、末永くこの魅力ある豊かな明石の海で共に遊び、生活していく為に我々役員や漁協関係者、並びに兵庫県農林水産局水産課のご協力の基で取り組んでおります。
この部会の会議中には各漁協の代表者同士が真剣になるあまり時には、喧嘩になることもしばしばですが、それぞれが一つの真っ直ぐな目的へ向かっていますので、いつもしっかりとした決定事項を、各遊漁船業者を始め漁業者へも確実に展開して来ております。
それにも関わらず、ほんの小っぽけな『〇〇から〇〇は禁止区域です』などの遵守事項が守れずに、解禁当日より『入った』いや『入ってない』などと言った、いかにも低レベルな事案が発生しており本当に情けなく思います。
このままでは益々、限りある資源の中で肩身の狭い思いをせざるを得ません
行く先は 【タコ釣り禁止】などといった悲しい結末も想像が容易です。
現に他の都道府県ではその様な例もあります。
せめて、当遊漁船部会に所属しています業者は、海上でお手本となる取り組みの上、健全なる営業を行って欲しいと願います。
又、播磨町より西方5漁協所属業者の方々も明石市漁連の決定事項に賛同して頂く組織として、共に邁進しております。
今後、相互の絆を深め、更なる意識の向上と《皆んなの海》を守る取り組みを御願いするものであります。
日頃の皆々様方の御協力に感謝申し上げます。
※明石市内(林崎〜播磨町)地先のみならず、淡路島4漁協、鹿ノ瀬区域及び、別府〜高砂西部間の海苔養殖場内[黄色の浮標より内側]に至っては釣りはおろか、むやみに航行することも禁じられております。《区画漁業権》
養殖場内に設けられた通路を航行して下さい。
※遊漁船業者におかれましては、この秋のルールとして、別府航路東共同漁業権〜明石川西尻迄の間の、地先1,000メートル以内はタコ釣り禁止[漁場管理委員会申し入れ]を厳守して下さい。
各所、座標点は改めて11/13(金)明石市漁連より配布通達致します。
尚、各船所有の航法装置について、東京測地系及び、世界測地系を把握し的確に表示したうえで遵守して頂きたく思います。